a. フィーチャーチームとは何か?
フィーチャーチームは、エンドツーエンドで顧客中心の機能を実現する、安定した長期間存続するチームである
どのチームでも、全ての機能でも提供できるという意味ではない
チームは、すべてのスプリントで完成した機能を提供する
フィーチャーチームへの変更には、それがなぜ、どのように機能するのかを完全に理解する必要がある
フィーチャーチームにも欠点があり、全ての問題を簡単に解決できるわけではない
導入には長期的な視点が必要となる
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フィーチャーチームの利点
きわめて明確な責任
フィーチャーチームの目標は、 プロダクトバックログアイテムをスプリントが終了する前に完成させること 。これを達成するために必要なことは全て、チームの責任範囲である
これにより、計画が簡単になり、依存関係が解消される
目的と顧客に集中する
フィーチャーチームは顧客の言葉で話す。技術的に優れたものを作れば良いではなく、実際の人々の生活を改善するための機能を作る
このように顧客への高い関心と目的があると、チームは顧客の言葉で顧客と直接仕事をし、最高のプロダクトを共同で創造できる
柔軟性と学習
新しい機能が必要ならば、適切なチームを見つけましょう
スキルと経験を考慮せずに、チームに、フィーチャーをランダムに分配するわけではない
チームが必要なスキルそのものを持っていることはないので、学習のメタスキルが必要になる
フィーチャーチームに対する誤解
「巨大な機能を取り扱い、システム全体をカバーし、様々な箇所に変更を加える必要がある」は誤解
必要なのは、フィーチャーチームに受け渡す前に、「巨大な機能をエンドツーエンドで顧客中心の小さな要素に分割する」こと(参考: 11.1.6 ガイド:分割)